【アクタージュ】ネタバレ42話と感想!努力の凡人星アキラ
11月19日に発売された週間少年ジャンプで連載中の【アクタージュ】42話のネタバレと感想になります。
前回話では舞台銀河鉄道の夜にてとうとう登場した夜凪。夜凪の演技力は巌が危篤状態となりとても舞台どころではなかった七生の気持ちを動かし劇団天球の他メンバーをも夜凪は勇気づけていた。
しかしただ一人星アキラだけは自分の演技をできるのか不安がっていたのであった。
目次
【アクタージュ】ネタバレ42話!努力の男星アキラ
銀河鉄道の夜が進んでいく
シーンは銀河鉄道の夜。「切符を拝見いたします」とカムパネルラ(夜凪)とジョバンニ(阿良也)に車掌が近づく。
「…切符?」とジョバンニ。カムパネルラはすっと出して一方ジョバンニは持っていないので焦って探す。
偶然ポケットに入っていた切符を車掌に渡して「これはすごい三次空間からお持ちになったのですか?」と言われる。
乗っていた他の乗客は「こいつは大したもんですよ」と言い「こいつは本当の天上にさえ行ける切符だ 天上どころじゃないどこでも勝手に歩ける通行券です」と説明した。
現在のシーンは死にゆく者を載せて走る銀河鉄道。ただ一人生者であるジョバンニはまだそのことに気がついていない。
様々な乗客たちが2人の前に現れては消えてゆく。ジョバンニは傍らにいるカムパネルラの死にも気づいていない。楽しいひと時がもうじき終わろうとしておいることもまだ知らないのである。
舞台袖で出番を待っていたアキラは劇団天球の他メンバーについて語る。
元々巌裕次郎に見出された役者たちだった。ひとりひとりのレベルが高かった。だが今は稽古の比じゃなく夜凪と阿良也の二人に引っ張られるように真に迫る何かを感じると分析していた。
「通用するのか 僕の芝居があの中で」
化粧をなおした七生がアキラのもとにやってきて「何きんちょうしてんの」と励ます。
「私たちの何倍も現場慣れしてんでしょアンタ 大丈夫だよ」
「…はい」
と返事をしたアキラであったがアキラは劇団天球にあって僕にないものは巌さんとの繋がりだと言い
「…僕はどうしてここにいるんだ」と疑問に思っていたのであった。
星アキラの過去
シーンはアキラの過去。
幼少期のアキラはよく母であるスターズ社長アリサからよく現場へ連れて行ってもらっていた。
アキラを跡継ぎにするためだったと思うとアキラ。
しかしアキラが憧れたのは現在のアリサではなくかつてのアリサの仕事である俳優。
アキラはそれをアリサに言ったのかアリサは「子供はみんな憧れるものなのああいう見世物に あなたはもっと幸せになれる仕事につきなさい」と言うのであった。
アキラは「でも母さんは昔役者さんだったんでしょ」と聞き「ええ”だから”辞めたのよ」とアリサ。
「幸せになれないから?」「ええ」
アキラは「じゃあうちの役者さんもみんな幸せになれない?」とアリサに聞く。
アリサは役者の現実を教えるためかアキラを役者の経験をさせてアキラはすぐさま売れっ子になります。
「初めは自分の才能と努力のおかげだと思った」
しかしアキラは週刊誌やネットの芸能記事を見て売れたのは自分ではなくアリサの力だと気づきます。
「もう三日も出てきません」とアリサの秘書。どうやらアキラは落ち込んで部屋にこもったらしい。
ベテランでもあれは堪える。彼はまだ10歳の子供ですと秘書はアリサに言います。
しかしアリサは自ら週刊誌やネットを見るように指示したといいます。驚く秘書。
「挫折は早ければ早い方がいい 今ならまだ子供時代の可愛らしい思い出で済む」
アリサはアキラに向って
「あなたはこの手の贔屓や批判からは逃れられない そういう星の下に生まれたの」
「何よりあなたは役者に向いてな—」
と言うまえに出てきたアキラ。
アキラは大量の演技本を3日で読んでいたのであった。「10歳の子供が3日引きこもって…?」と驚く秘書。
アキラは自分に足りないのは努力だと言い誰にも”七光り”って言わせないくらいの本物の役者になると誓うのであった。
しかしアキラは当時についてこう語る。
「僕が決意を口にするのは覚悟を決めたからじゃない」
「逃げ出してしまいそうになる自分を無理やりつなぎとめるため」
そしてアキラは自身の不幸について
「僕の不幸は この景色に虚しさを覚えてしまうこと」とファンに囲まれた風景が自分の実力ではなくアリサの影響によるものだと気づき虚しさを覚えている。
「僕の不幸は 君には手が届かないと気がついていること」と夜凪のような天才にはかなわないことをすでに自覚しているアキラなのであった。
「それでも」
とアキラは子供の頃から毎日芝居のことだけを考えて生きていたと語る。
夜凪の才能を見て挫折するスターズの俳優をしりめにアキラはひたすら努力を続けるのであった。
「今更諦められるか」
アキラの不幸
「出番だ 行くよアキラ」
と七生と一緒に舞台に出る準備をするアキラ。
そしてアキラは自身の不幸を続ける。
「僕の本当の不幸は 才能の無さを自覚していることでも実力以上の評価を得てる自覚があることでも昔のあなた(アリサ)に憧れたことでもない」
「あなたの子供として生まれてきたことでもあなたの願う道を選ばなかったことでない」
そしてアキラは自身の不幸について
「僕の本当の不幸は」
「今ここにいる自分を後悔していないことだ」
とアキラは舞台に向かうのであった。
【アクタージュ】ネタバレ42話と感想!
いや~今回のアクタージュ42話も非常ーーーーに面白かったですよね!
今回はアキラの過去について語り凡人である星アキラと天才である夜凪が対比するように描かれていたのがすごい良かったです。
そしてアキラは自身の不幸について自身の才能の無さと実力以上の評価を得ているのに気付いていることではなく今いる自分に後悔していないことだと語っていました。
この表現もすごい良かったです。アキラは自分を客観視できており合理的に考えるならアリサの跡を継ぐべきとアキラ自身分かっていながら今の自分に後悔していないことを不幸と表現する。。。いや~すごい表現。
アキラが覚醒するのかはたまたやっぱ凡人だよねで終わるのかどちらの展開となるのか読めない!
阿良也やアリサは才能0と見ていましたが巌さんがアキラの何を見たのかなどが次号分かりそう。
アキラは夜凪に恋愛感情があるのか?
アキラは自身の不幸について「君には手が届かないと気づいていること」と言っていました。
これは自分は凡人であり天才にはかなわないという表現するための描写でありますが手が届かない対象が”君”と夜凪だけだったのが気になります。スターズの千世子や阿良也も天才格のキャラクターだと思いますがこの二人が描かれていないのがポイント。
恋愛感情ありそうな描かれ方をしていますよね。こちらもかなり気になる。
アキラもほんとうの幸を見つける?
現在の夜凪たちが演じている舞台「銀河鉄道の夜」のテーマは”ほんとうの幸”。
ジョバンニがほんとうの幸とは何だろう悩み心の成長をしていく物語であります。
巌が倒れる前に巌の”ほんとうの幸”について分かる回がありましたが今回話ではアキラは「僕の本当の不幸は」と過去について語ってきました。
本当の不幸の対比はほんとうの幸。なので次回からアキラもほんとうの幸を見つける展開になりそうな予感。予感です。
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