【アクタージュ】44話ネタバレと感想!脇役として覚醒する星アキラ
12月3日に発売された週刊少年ジャンプで連載中【アクタージュ】の44話ネタバレと感想になります。
前回話では星アキラの出番となり夜凪たちに絡む。星アキラは夜凪、阿良也の演技に引っ張られるかのごとく他のメンバーも芝居のクオリティーを上げていくことに驚きつつ自分もできるだろうかと不安がっていた。
練習した通り背筋や姿勢、声の抑揚などを意識するアキラであったが芝居に集中できていない。
しかしアキラは今日は微妙だったがこのまま無難にやり過ごすことにして次からの反省にしようとしていたところに夜凪がなぜかアドリブでアキラを引き留めるのであった。
目次
【アクタージュ】44話ネタバレ!スーパー脇役の星アキラ
夜凪からの容赦ないアドリブ
夜凪のメソッド演技法により高い集中力でカムパネルラになりきっていた夜凪であったが弱点として暴走してしまい様子のおかしい星アキラにアドリブをぶっこんでしまう。
舞台裏のモニターで見ていた亀たちも台本とセリフが違うことに同様する。
阿良也と七生も一瞬戸惑うが二人は瞬時に対応してアキラの様子がおかしいことに突っ込む。
阿「ほんとだ かけて休んでください」
七「大丈夫?」
ついていけないアキラは二人の瞬時の驚くが冷や汗をかきながらもアドリブ対応で座ることを決意。
公演本番で即興劇、決まったセリフがないことがこんなにこわいなんてというアキラ。
「きっと身体が冷えたんですね 船が海に沈んだって」
という夜凪になんとかセリフを戻そうするアキラ。
『救命ボートの数は限られていて この子を助けるためにはみんなを押しのける必要がありました』
『皆を押しのけこの子だけを救うよりもみんなと一緒に天上へと向かう方がこの子の”本当の幸せ”だとも思いました』
と説明しているアキラに夜凪は
「今はどういう気持ちですか?」
と再びアドリブをぶちこむ。
もしその時みんなを押しのけていればあなたたちは今ここに居ずにすんだかも知れない。残された家族も悲しい想いをしないで済んだかも知れない。それでも自分は”正しかった”と思いますか?と夜凪はアキラに聞く。
正しい答え
銀河鉄道の夜で夜凪が演じているキャラクターカムパネルラは友達のために死んでしまってでもその自己犠牲は”本当にいいこと”だから母親は自分の死を許してくれると信じているという設定。
亀が演じたザネリを救って命を落として残された家族や友人が自分を許してくれると信じるしかなかったと言います。
『教えてください ”僕たち”は本当に正しかったのですか?』
アキラもこれまでずっと俳優として”正しい答え”を探していた。
明確で誰からも非難されない”正しい答え”が図書館や教科書や偉い人や世間や台本の中にあるはずだと信じいた。それを探すことを努力というのだとすら思っていたとアキラ。
「彼女は…いや ”彼”は”正しい答え”がこの世にないから苦しんでいるというのに」
「何が”正しい答え”何が”どうすべき”彼には”僕の言葉”で答えないとダメだ!」
とアキラは立ち上がる。
『ぼっ ぼくはっ』
『…僕は』
千世子はアキラのそんな姿を初めて見たのか驚く。
アキラは自分が本当に不器用でだからどうしても客席に目が入ってきて自分は本当に頭が悪くてだからどうしてそんなことをしたのかわからないと舞台の真ん中で客席に背を向ける。
観客席のスターズ社長アリサは
「アキラ 何をしているのみっともない 俳優が客席に背を向けるなんて」
「そんな芝居教えた覚えは—」
といらだつがアキラが口を開くと驚いた。
「僕は—何もわからないんだ」
「何が正しいのか間違っているのか そういうことが本当は何もわからない」
と答えた。
そして夜凪に遮られたセリフを再び言うアキラ。
『救命ボートの数は限られていて…この子を助けるためには皆を…』
台本に戻ったアキラであるが最初の芝居とは打って変わって発声も姿勢もデタラメだと亀。
これも巌裕次郎の演出?
亀は今回のアキラの芝居を見て巌との会話を思い出す。
亀のようにダセェ役者がもう一人欲しかったという巌はその役者として星アキラを選んだ。
「は? 星アキラは主演しかやらねぇ青春キラキライケメン野郎だろ 巌さんボケた?」
という亀に巌は「あいつはガキの頃のお前に似ているよ」と言います。
「他人を慮るばかりで本当の自分に目を向けて来なかった だからてめえの本当の美しさに気づいてねぇんだ」
「まだな」
アリサはこのアキラを見て「巌裕次郎 これもあなたの演出だというの?」と言う。
アキラの芝居を知る人が見れば面を喰らう。しかしアキラがセリフを吐けば吐くほど観客の目は夜凪たちへと向かった。まるで闇と光のようにとアリサは表現した。
巌は病院にて
「アリサ お前は立派な役者を育てた お前が思っている以上に」
「さぁアキラ教えてやろうお前の母親に」
「いろんな喜びも悲しみも人生のすべてを武器にできるのが役者なのだと」
「お前の孤独はお前を育てた」
「影から他人を輝かせる美しいバイプレイヤー(脇役)に」
【アクタージュ】44話ネタバレと感想!
今回話はアキラ覚醒回でしたね。先週号から集中できずそのまま終わろうとしていたアキラに夜凪からのアドリブが飛んできたという展開で終わっており非常に楽しみな今週号でしたがアキラは巌が想像していた役者として覚醒しました。
いやー本当に面白かったです。
特に夜凪からのアドリブに対して僕の言葉で答えないとだめだと立ち上がったくだりからはなんか来るものがありましたね。
アキラの出番はそろそろ終わりますが劇団が次号からどういう感じで進むのか楽しみです。
”僕たち”は本当に正しかったのですか?
カムパネルラである夜凪がアキラに出したアドリブ。
この”僕たち”というのは文脈などを見る限り友達を助けて亡くなってしまったカムパネルラと演劇のクオリティーを上げるために劇団員に巌の状態を秘密にしていた夜凪の二人であることが読み取れます。
このセリフにカムパネルラと夜凪の二人が苦しんていると演じているアキラでさえも思ってしまい心を打たれて答えるという展開はなんかすごかったです(語彙力不足)。
アキラの今後は?
今回話で突如脇役として美しく覚醒したアキラですが今後はどうなっていくのでしょうか?
これまでは日曜朝の顔としてテレビに出ていましたが今回話をきっかけにどういう路線で行くのか気になる。
というか巌さんがいない劇団天球がどうなるのか気になる。気になるものが多すぎる問題。
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