【ワンピース】チョッパーの泣ける過去!ドクターヒルルクとの関係をまとめてみた
漫画【ワンピース】に登場する麦わらの一味で船医でもあるトニートニーチョッパー。
今では立派なルフィの仲間であり戦闘でもマスコットキャラクターとしても活躍していますがかなりつらい過去を経験しています。
そこで今回は
【ワンピース】チョッパーの過去!ドクターヒルルクとの関係をまとめてみた
といった内容で情報をまとめました。
チョッパーの過去について振り返っていただけたなら幸いです。
目次
【ワンピース】チョッパーの泣ける過去!
元々はトナカイ
チョッパーは人間ではなく種族はトナカイであります。
過去にトナカイでありましたが生まれた時から普通はトナカイは赤い鼻であるにも関わらず青い鼻だったことから他のトナカイだけでなく母親にも気味悪がられてしまい、生まれたばかりの子供の時からトナカイの群れの最後尾を歩いていました。
ずっと仲間外れであったチョッパーですがある日悪魔の実ゾオン系ヒトヒトの実を食べてしまったことで現在の姿になってしまいます。このことから他のトナカイいよいよバケモノ扱いされてしまいとうとう群れを追い出されてしまいました。
「—もう完全に普通のトナカイじゃなくなってたのさ …それでも仲間が欲しかったんだね…」
トナカイからも人からも仲間外れ
そして人となってしまったためにチョッパーは仲間が欲しいので人里の前に現れます。
しかし悪魔の実を食べたとしても人の姿ではない。人々から凶悪な雪男、バケモノとして扱われ石を投げられ時には銃で撃たれてしまいます。
「何が悪いのかわからない 何を恨めばいいかもわからない ただ仲間が欲しかっただけなのにバケモノと呼ばれる。」
そしてチョッパーはトナカイからも人からもハブられてしまいこれまでたった一人で生きてきたのでありました。
チョッパーの過去!ドクターヒルルクとの出会い
ヤブ医者ドクターヒルルク
ドクターヒルルクは医者として活動していましたが医療技術が未熟。しかしドラム王国は当時ワポルの悪政により医者は優秀な20人(イッシー20)を引き抜かれてそれ以外の医者は”医者狩り”として殺されてしまいました。
なので病気が流行ってもお金の無い民間は治すことができない。超高額なお金を払うことでワポルの医者に診てもらうことができたのです。もう残っていた医者はドクターヒルルクとドクタークレハの二人だけであります。
ドクターヒルルクは医者狩りから逃れ未熟でありましたが正義感から患者を診て回る。しかしヤブ医者認定されるほどの腕であったのであまり助けることはできていませんでした。
チョッパーとドクターヒルルクの出会い
ドクターヒルルクは銃で撃たれて血だらけであった大男型のチョッパーを見つけます。ドクターヒルルクはチョッパーの傷を治すために治療に取り掛かりますが護身用の銃を見たチョッパーに思いっきり殴られてしまいます。
チョッパーはすでに人から銃で撃たれていたのでトラウマになっておりヒルルクをボコボコにしてしまいました。血だらけになったヒルルクですが「…あの野郎が…フザケやがって 俺を誰だと思ってやがる」と立ち上がり。
チョッパーに危害を加えないことを全力でアピール。「俺の名は!!!!ドクターヒルルク!!!!医者だ!!!!」
そしてヒルルクの治療を受けたことで初めての優しさを感じたのかパンを食べながら涙を見せるのでありました。
ドクターヒルルクとの幸せな日々
ドクターヒルルクは引き続き医者狩りから逃れながらドラム王国の患者を診て回る。
ちゃんとした治療ができるのはワポルの医者とドクタークレハだけであるがどちらも法外な治療費を要求するのでヒルルクしか診ることができないのである。
ヒルルクは未熟でありながら患者を診て時にはチョッパーを兵士たちの囮に使い治療を試みるも結局失敗。治療費は無料であるので足りなくなったお金はお金持ちの家から札束をパックて逃亡、新しい薬の開発をしようとするも爆発し失敗。
などなど医者としては本当にダメであったがチョッパーはドクターヒルルクと幸せな日々を送っていたのでありました。
桜を咲かすのが夢
ドクターヒルルクには夢がありました。それはドラム王国に桜を咲かすこと。
ドラム王国は国民も王も政府もすべてが「病気」にかかっているとヒルルク。人々の心が今病んでいると言います。
昔西の国にある大泥棒がいた。その男は心臓に重い病を持っていたが大金はあった。
なのでお金を使いありとあらゆる名医を男は尋ねて治療を受けたが誰一人治すことができなかった。ついに余命宣告までされてしまったその男は苛立ち荒れるも偶然通りかかった山を見て心臓病が治ってしまったのです。
これは奇跡と言われた男であるがドクターヒルルクは確かに奇跡だがこれは立派な医学だと語る。感動によってその男の体になんらかの変化が起きたのだと考えヒルルクはドラム王国に桜を咲かせることでこの国の病気を治そうとしていたのでありました。
「おれのことを誰がどう言おうとも おれはこの国を医者として救ってみせる!!」
ドクターヒルルクとの別れ
そんな日々が1年過ぎチョッパーは怪我を完治します。ドクターヒルルクからおめでとうと言われるも達者でなと言われてしまいヒルルクはチョッパーと無理やり別れようとします。
別れ方は最悪であり家から追い出し泣きわめくチョッパーをガン無視。再び怪我したと言って入ってこようとするチョッパーに銃を向けて「二度とここへ帰ってくるな!!」と叫び追い出しました。
ドクターヒルルクがチョッパーと別れた理由はもうヒルルクの病が進行しもう3.4日の命だったからであります。ドクターヒルルクという男はあまりにも不器用な漢だったのです。
「考えても見ろ…やっと出会えた おれは経った一人の仲間だぜ…そいつが目の前でいきなり死んだとすりゃ あいつは一体どうなる…?」
そしてヒルルクはクレハに延命治療を懇願。自分の夢である桜を咲かせチョッパーにお前にだってなんでもできるんだよ…ってことを最期に教えてやりたいと語ります。
クレハもかつて西の大泥棒であったヒルルクが最期に何を見せてくれるのか興味があったため協力するのでありました。
ヒルルクの研究とドクロ
ヒルルクはクレハに延命治療してもらったことで3週間は生きることができるようになります。
この残り時間でヒルルクは冬島に桜を咲かすための研究に没頭します。何度も失敗するヒルルクですがあきらめません。
「ドクロの旗を掲げた男に不可能はねえ!そう教えたよなチョッパー!!!」
一方チョッパーはヒルルクとクレハの話を盗み聞きし町で聞いた万病に効くキノコのうわさを聞いてボロボロになりながらもアミウダケのキノコを採ってきた。そしてチョッパーはヒルルクに医者になりたいと頼むのでありました。
ヒルルクはまずいと言いながら飲むも良薬ってのはマズイもんだと飲み干しました。
そしてそんなことをしているとヒルルクの研究が成功。桜の元となるチリが完成したのでありました。
ドクタークレハに頼むヒルルク
ヒルルクはクレハに頼みたいことがあると尋ねます。30年かけて完成した桜の元となるチリをクレハに見せて量が足りないと言い俺の代わりに桜を咲かせてくれと言います。
そしてもう一つの頼みがチョッパーを立派な医者にしてやってくれと土下座で頼みました。
ドクタークレハはあつかましいにもほどがあると大反対し寿命が近いという理由で同情を引ける相手ではないと長い付き合いだからわかっているだろうとヒルルクを追い出しました。
しかしヒルルクは長い付き合いだからこどクレハを理解しており後は頼むと言うのでありました。
「…知ってんだ おれァ 人の命を救おうってんだ 医者はみんないい奴さ…」
ドクターヒルルクの最期1
ヒルルクはクレハに追い出されたその後ワポル王国の唯一の医者であるイッシー20が病気になったと言う噂を聞いてイッシー20がいる城に現れるのでありました。
一方そのころクレハは後2週間は生きることができるのにヒルルクの様子がおかしかったことからヒルルクが住んでいる場所に向かうもそこにはチョッパーだけ。チョッパーからアミウダケの薬を飲ませたから大丈夫という話を聞くもクレハはそれを聞いて全て理解します。
アミウダケは猛毒キノコでありそれによってヒルルクが急に現れたのです。
チョッパーもクレハから真実を聞いて号泣。
「いいかい!優しいだけじゃ人は救えないんだ!!人の命を救いたきゃそれなりの医術と知識を身につけな!腕が無けりゃ 誰一人として救えないんだよ!」
ドクターヒルルクの最期2
ワポルの城に現れたドクターヒルルクは自分の命の最期が尽きるまでイッシー20と城の人々がかかった病気を治そうとします。
「死ぬその瞬間まで一人でも多く患者を苦しみから救うんだ!!俺は医者なんだからな!」
しかしこれはすべてワポルによる罠。医者狩りをするためにクレハとヒルルクをおびき出すためのものでありました。
だまされたヒルルクでありワポルはそのまま死刑を執行しようとしました。
しかしヒルルクは
「なんだよ…よかった…病人はいねえのか…」
「おれァてっきり…国の一大事かと なんだァ…俺がダマされただけか…」
と安心して泣くのでありました。
そして死刑を執行しようとするワポルであるがヒルルクはお前らに俺は殺せないと言います。
「人は”いつ”死ぬと思う?…」
「心臓をピストルで撃ちぬかれたとき…違う 不治の病に侵されたとき…違う 猛毒キノコのスープを飲んだ時…違う!!!」
「人に…忘れられた時さ…」
俺が消えても俺の夢はかなう、病んだ国民の心もきっと救えるとヒルルク。
この言葉にドルトンは泣き、国も同じだろうか?と問う。ヒルルクは受け継ぐものがいればと答える。
そしてヒルルクは座り杯に入れてお前(チョッパー)の毒キノコでは死なないと最期は自爆するのであった。
チョッパーが仲間になるまで
うるせえ!!!行こう!!!
そういったチョッパーとヒルルクの過去がありルフィとチョッパーが中心となって悪政をしていたワポルを撃退。ドラム王国が平和になろうとしていたのでありました。
ルフィはチョッパーを「バケモノ」と言いながらもしつこく仲間にしようと勧誘。
チョッパーも行きたくないわけではないがルフィたちとは違う生き物だとして断ろうとします。
「だっておれは…トナカイだ!!! 角だって…蹄だってあるし…青っ鼻だし」
海賊にはなりたいが自分は人間の仲間でもなくバケモノだし俺なんかお前らの仲間にはなれないと言います。
「おれはここに残るけど いつかまた気が向いたらここへ」というチョッパーにルフィはうるせえ!!!行こうと強引に連れていくのでありました。
ヒルルクの夢 桜
ルフィの仲間になる決心がついたチョッパーはクレハに報告をしに行く。
しかし海賊なんてロクなもんじゃなく屍になるがオチといい大反対します。しかしチョッパーはそれでもいいと言い自分も男であるからと海賊になることを決意。
しかしクレハは怒りでナイフをチョッパーにぶんなげチョッパーが逃げるような形でルフィ達と共に海へ出ました。あんな別れ方でよかったのですか?と聞くドルトンに湿っぽいのは嫌いと答えるクレハ。
クレハも不器用だったのです。
そしてチョッパーの門出を祝うかのようにクレハは男手を使って空に大砲を発砲。
クレハはヒルルクの意思を受け継ぎヒルルクの研究成果である桜を咲かせることに成功したのでありました。ヒルルクの夢は死んだ後でもかなうのでありました。