【アクタージュ】ネタバレ43話と感想!葛藤する星アキラ

11月26日に発売された週刊少年ジャンプで連載中の【アクタージュ act-age】のネタバレ43話と感想になります。

前回話では星アキラのもうすぐ出番が来るシーン。アキラは舞台袖で夜凪とアキラの演技にはもちろん、他の劇団員も二人に引っ張られるかのごとく芝居のクオリティーを上げていくことを見てプレッシャーを感じていた。

そしてアキラの過去話が始まりアキラは幼少期の頃から芝居だけのことを考えてきた努力家ということが判明。

 

アキラは自分の才能のなさと今の自分への評価が母のアリサのおかげであることに気づいてはいたが俳優という仕事をあきらめきれない。そして今の自分に後悔していないことが自分の不幸だと舞台へ向かうのであった。

 

目次

【アクタージュ】ネタバレ43話!葛藤する星アキラ

星アキラの演技

夜凪と阿良也の芝居を見て今から”あの世界”の住人にならなければいけないと舞台へ向かう。

「まるで挑戦者だな」

アキラの役は七生の女子生徒役の先生。七生とアキラで夜凪たちの前に現れる。

 

『…あら ここどこかしら』

と舞台に入ってきた七生。七生も夜凪たちが作り出した銀河の景色が見えている。

この汽車銀河を走っているんですとジョバンニ。素敵ねここに座っても?という七生にジョバンニは七生の髪が濡れていることを指摘。

『私たちの乗っていた船がしずんでしまったの』

と急に怖い雰囲気を出す七生。

 

観客で見ていたルイは怖がり柊さんは「雰囲気を作るのが上手い」と驚く。

七生とアキラは女の子と青年。タイタニック号の犠牲者と思われる二人の登場でジョバンニや今見ている観客達が死者であることに気づき始める場面であります。

『そ…それってどういう意—』

とアキラの質問にかぶせるように先生も一緒だと七生は先生役であるアキラを呼んだ。

 

『私たちは天へ行くのです ごらんなさい あのしるしは天上のしるしです』

『もう何も怖いことはありません 私たちは天に召されるのです』

アキラの登場で星アキラファンが多少騒ぐ。

一方巌裕次郎の舞台を見て40年のベテランファンはアキラについて評価する。

「整った容姿に綺麗な佇まい よく通る声そして端整な芝居 努力のうかがえる悪くない役者だが…」

 

舞台上のアキラは自分の役に徹するために頭を回転させる。

「ここではセリフの抑揚を意識すべきだ 二歩前に出て天をあおぐようにするとより効果的で正しい」

「次は教え子の女の子を元気づけるセリフだ 自分の不安を押し殺しながらも彼女を慮る表情をすべき」

アキラは自身の肉体をコントロールするかのごとく正しい感情を正しく表現することに特化。

 

「…あれ?」とアキラ。

やけに観客が視界に入る。なんだこの感覚は?と集中できないアキラ。

「僕には彼女たちと同じ景色が見えていない」

舞台をモニターで見ていた劇団メンバーもアキラが固くなっていることに気づく。

亀は「…ああ ”また”形だけの芝居になっている」と言います。

「稽古と本番は違う 返って余計なもんが目に入りやすい 特にあいつみたいなタイプには」

アキラは集中できていない自分を律する。

「何冊も書いただろう 演技プランを! 役の細かな経歴だって作って読み込んだだろう 実際稽古までは何とか皆についていけていた!そう思っていた!!」

正しい役の心を建て直すべきだとアキラは必至で考える。アキラはふと「”すべき”ってなんだ? ”正しい”ってなんだ?」と疑問が沸く。

 

俳優の呪縛

「これは呪縛だ」と観客席で見ていた千世子。

”俳優は大衆のためにあれ”「どうしたいか」より「どうあるべきか」を優先してしまう私たちの呪い

だと千世子は言います。

「一つのところに留まってさえいれば抱かずに済んだ葛藤。一朝一夕で拭えるものじゃないことは私たちが一番よく知っている」

でも私たちは夜凪さんに出会ってしまったと千世子。

アキラは正しい役のためにどうするべきか葛藤していた。

アキラは巌の美しい舞台の一員となるためにここにいる。決してこんな芝居をするためにここにいるんじゃないと語る。

「巌さん 僕は今どうすべき—」

 

容赦ないアドリブ

「公演は数十日に及ぶ 進化する芝居こそ演劇だ」

という巌の言葉を思い出したアキラ。

舞台は今日だけじゃないため今日はこのままやり過ごせばいいじゃないかとアキラは考え方を変えました。

 

アキラの役はすでに夜凪たちとの絡みは終わっており後は独白のみ

独白:舞台で相手なしに一人でセリフを言うこと

 

今日の反省を明日に生かそうと今日の芝居は安全に着地しようとアキラはしていた。

しかし頭では自分の求める芝居のために決意を固めて劇団に入ったことや巌に認められていうことを亀に指摘されたことが頭にちらつく。

「だってもうそう”すべき”だから— それが一番”正しい”はずだから—」

 

『具合がよくないようですけど大丈夫ですか』

でたー!!!暴走する夜凪!!

 

モニターで見ていた亀たちは驚きアキラは夜凪がアドリブを入れてきたことに驚く。

「どうして なぜ僕にまずい早く返事を—」と思考を張り巡らせるアキラに夜凪はどうぞかけて下さいと言う。

 

もう逃げることができない夜凪の容赦ないアドリブにアキラは困惑するのであった。

「ああ 僕は どうすべきなんだ?」

 

【アクタージュ】ネタバレ43話と感想!

今週号では形だけの芝居となってしまったアキラ。アキラは今回の舞台ではこのまま安全に終えて次回の反省に生かそうとしたのでありますが夜凪からのいつもの暴走というかアドリブが飛ばされてしましました。

 

どうすればいいのかわからないアキラという展開で終わりましたが非常に次回が楽しみ!

先週と今週に続いてアキラが中心となったストーリー展開でありましたがこの2週間でアキラの好感度がどんどん上がっていくようなかっこいい描かれ方をしていましたね。

アキラがどう成長するのか?アドリブを切り抜けるのかが楽しみ。

 

千世子は呪縛をといたのか?

千世子はアキラの芝居を見て「呪縛」と表現し役者として「どうあるべきか」を優先してしまった結果だと言います。

これについて「一朝一夕で拭えるものことは私が知っている」と言っていたことから千世子はすでに呪縛を解いたような言い方をしています。

 

千世子のキャラクターといえば売れる俳優となるためにあらゆるものを分析して女優像を作り上げてきた人物であります。

「どうあるべきか」を究極に追求したのが千世子でありましたが夜凪と出会ったことで夜凪に影響され自身の芝居を変えています。

 

もし呪縛を解いているならば千世子がどのようなキャラになったのか楽しみです。

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