【アクタージュ】ネタバレ30話感想!役作りに苦戦する夜凪景

8月27日に発売された週間少年ジャンプ【アクタージュ act-age】のネタバレ30話と感想です。

表現力を手に入れた夜凪景はとうとう読み合わせの段階に入ります。しかし景が演じるカムパネルラの役に対して苦戦する。

 

次回話のネタバレはこちら

アクタージュネタバレ31話感想

 

 

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目次

【アクタージュ】ネタバレ30話!役作りに苦戦する夜凪景

読み合わせ

表現力の課題をクリアした夜凪は巌から台本に入れと指示されました。景は銀河鉄道の夜の台本をわくわくしながら読むのであった。「私の役ハンパネー…カムパネルラってどんな子なのかしら!」

景の台本読みは深夜の2時半になるまで続き、弟妹を起こさないように読み進めていきました。

 

翌日劇団での読み合わせ。”読み合わせ”とは演劇の稽古の一つ。セリフのみのやり取りで芝居の感覚をつかむ試み。夜凪や劇団員たちは会議室で机に座りながら動きを入れつつ読み合わせをしていました。

先生役の人が主演ジョバンニ役阿良也に質問します。

「このぼんやりとして白いものが何かご存知ですか …では ジョバンニさん」

阿良也はビックッとして慌てて立ち上がる。七生曰く授業中先生にあてられて慌てるも答えられなくて沈黙してしまう序盤の場面とのこと。

 

セリフもなく立つだけのシーンですが七生いわくすでに別人のように見えるとのことで流石阿良也と言います。

 

「わかりませんか…では カムパネルラさん」

景が当てられるも景も答えることができない。七生いわく質問に答えられなかった親友のジョバンニを気遣って沈黙するシーンでありカムパネルラの優しさが読み取れる場面とのこと。

阿良也も景もだんまりするシーンなので初日としては動きが無くて退屈と七生。

 

しかし巌は「待て夜凪 その沈黙はどういう意味の沈黙だ?」と詰め寄る。

横で見ていたアキラは驚き他の団員も「どういう意味?」と固まる。

 

巌は景の沈黙はカムパネルラではなく景自身の沈黙であると見抜き台本を本当に読んだのか詰め寄る。景は…読みましたと答えますが巌はならなぜカムパネルラとして演じない?適当に流せばいいと思っているのか?と圧をかけてくる。

 

他の団員に緊張感が走りますが亀はにやけながら楽しそうに「夜凪ピーンチ 返答ミスったら巌さんにぶっ飛ばされるぞ」。

景は台本を朝まで何度も読んだとのこと。銀河鉄道の夜のストーリーは死んだ人々を乗せて走る汽車。それにジョバンニとカムパネルラが一緒に旅をする話です。

カムパネルラのキャラクターはジョバンニだけでなく他の生徒たちにとっても憧れの存在。だから死への旅であるのにも関わらずジョバンニはカムパネルラと一緒にいられてうれしかったのだと思うと景は言いました。

景はそう説明しながら桃城千代子とカムパネルラのキャラクターを重ねます。

分かってんならそう演じろと亀は言うが景は言葉では何となくわかるがでもそれでは全然ダメだと言います。

「あんなに綺麗な人にどうなればいいか…カムパネルラを私なんかが演じられる気がしなくて」

亀は「その手の弱音はまずい」阿良也は何かに気付いたのか景をじっと見つめます。

 

それでいい 合格だ

と巌。カムパネルラのキャラクターはジョバンニの親友ではあるがどこか謎めいていて達観しているように思えて年相応の幼さを残した少年にも見える。そのくせ容姿が形容しがたい気品や美しさを持っているようにも思える。つまりよくわからんと巌は続けました。

 

え…巌さんも?」という景に巌はまだ死んだことねーしなと言います。

阿良也は理解の及ばない存在を演じるのが芝居の醍醐味であると語り台本渡して数日で役を掴んだ気になっていた方が不安と答えます。

アキラはしかし阿良也のジョバンニは完璧だったが…と思いますが巌いわくまだ阿良也もジョバンニを掴みきれていないと言います。驚くアキラ。

 

夜凪だけじゃないよ 俺”も”まだ読み合わせしてる場合じゃないんだよね

すでに完璧に見える阿良也もまだその段階。七生いわく阿良也はそこからさらに何段階も芝居の質を向上させることができると言います。

 

しかし巌は景にこの世に理解の及ばねえ人間なんて存在しない、そして理解できるのなら必ず演じられると言いました。

 

カムパネルラに悩む景

景は床でうつ伏せになりながら役作りについて考えていた。それを見ていた亀はアキラに「何やってんのお前の女」と聞きアキラはそのイジリをやめろという。

七生は景が役作りでぶつかる理由もわかると言います。空想好きで孤独な少年ジョバンニと優等生で優しい少年カムパネルラ。景はカムパネルラよりもジョバンニのキャラに近いと七生はアキラに言います。

またそれも込みで巌の狙いであると見抜きますが解せないと七生。

 

景はですらいらんど編での千代子を好きになると撮影前は思いもしなかったと言いますが今回は見た事も無い人間をどうやって理解すればいいのかまるでどうすればいいのか分からないと悩みます。

「私の知る主演はもっと立派で皆を引っ張ってくれた なのに私は-」

 

「あ」と何かをひらめいた景。どうやら阿良也に聞けば解決するのでは?と思いつくが「ウソ…彼にきくの…?」とあまりやりたくないようだ。背に腹は代えられないと役作りの方法を景は阿良也に聞きに行きます。

 

 

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阿良也の役作り

役作りとは生まれかわることだ。

時に国境も時代も世界すら超えた別人になる”死せず生まれ変わる”その常軌を逸した現象を作り出すのが役者だと阿良也。

それゆえ役者を名乗るにはそれ相応の覚悟が必要であると狩人の役をするためにクマを狩りにいった出来事を思い出す。

 

熊を前にした阿良也は冷静にその時の出来事を分析する。「あしがすくむ 少し後悔しているかもしれない 猟銃が心もとなく感じる」。そして次はこいつを殺して喰ったらどんな気持ちになるのかと熊を狩る阿良也。

人の道を外れる覚悟

コツは今まで築き上げてきた人生観を壊すほどの強い体験をすることつまり演じるために”何”を喰らうかだと阿良也は言います。そして阿良也もジョバンニを演じるために何を喰らうか模索していました。

 

阿良也模索するためになんと橋の上から川に飛び込んでいました。通りすがりのサラリーマンに命を大切に…と説得されており勘違いさせてしまう阿良也。なぜ飛び降りたのかという質問に阿良也節で答える。

「役作りで悩むとどうしても水に飛び込みたくなるでしょ? 生き物は皆水から生まれたっていうから・・・原点に帰りたくなるんじゃない?知らんけど」

 

そして阿良也は自問自答の末になぜ自分が夜凪に興味を持ったのか気づく。

「あいつちょっとジョバンニの臭いがするんだ オレは夜凪を喰らえばいいのか」

という流れで次回へ続きます。

 

【アクタージュ】ネタバレ30話感想

今回は景がカムパネルラという役をどう演じればいいのか四苦八苦する回でした。景はカムパネルラを演じるために阿良也にアドバイスを求める。一方阿良也はジョバンニを理解するために夜凪を理解しようと近づきます。

 

今回の話でも阿良也という人間が相当危ないキャラクターとして描かれていました。夜凪は果たしていろいろな意味で大丈夫なのでしょうか?そして今回もアキラは驚くだけのキャラクターでした。アキラも成長してほしいですね。

 

阿良也の異様なまでの役作り

「生まれ変わること」

「人の道を外れる覚悟」

といった並々ならぬ意志を持って俳優をやっている阿良也。前回の役は猟師ということで熊を狩りに行った阿良也ですが夜凪を食らうということでどのように夜凪を理解しようとするのか楽しみですよね。

夜凪と一緒に過ごすのか夜凪の価値観や過去までも共有しようとするのか。それとも黒山の大黒天スタジオに訪れるのか?などいろいろなパターンがありそう。

 

巌がこわい

今回は”読み合わせ”ということで大きな動きはないが演技をしつつ台本を役者たちと合わせた景。しかし沈黙するというシーンでも巌はそうとう景に圧をかけにいきましたよね。

沈黙というシーンだけでもこだわりを見せる巌ですから動きやセリフが入ったシーンなどはさらに怖くなる気がします。他の団員達も巌が求める舞台を作るために相当苦労していそうです。

 

個人的にはアキラがめちゃくちゃ怒られそう。

 

今回もありがとうございました。また次の記事でよろしくお願いします。

 

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